逃げ出すという判断が最善策だとする。ただしそれは「覚悟」という言葉の意味が解っていればの話だ
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最終更新日:2014/04/20
自己管理
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逃げ出す。
それはどちらかというと否定的な意味で捉えられます。
しかし、戦略的な撤退という言葉があるように「逃げる」という行為が別の新たな道を開くということもあります。
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逃げ出すという判断をするには「覚悟」の意味を理解しなければならない
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日々の生活の中で、様々なトラブルはつきものです。
嫌なことや目を背けたいことは山ほどあります。
その事象について、解決となる最善の策を考えたとき、時には「逃げる」ということが最善の策だという結論に至ることもあります。
一言で言うのであれば勝つために逃げるということ。
ただしこの逃げるという行為。
それを実行するにはそれ相応の「覚悟」がいります。
それはなぜか。
その理由を知るには覚悟という言葉の真の意味を理解しなければなりません。
「覚悟」とは何か
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覚悟とは抜き差しならない状況に陥った時に発揮する「犠牲」の心ではありません。
ともすれば逃げ出す覚悟という時には「逃げ出して怒られたら仕方ない」とか「逃げ出すことによりリスクを背負い込むことになるが、自分で選んだ道だから仕方ない」といっとような自己犠牲のような意味で捉えられがちです。
しかし、真の「覚悟」の意味とは追い詰められた時の根性、自己犠牲の心ではありません。
覚悟とは、暗闇の荒野に進むべき道を照らしだすことです。
逃げ出すことにより、行き詰まったこの現状を打破することができる。それであればこの先起こるどんな試練でも乗り越えてみせる。
この心こそが真の「覚悟」というものです。
根本的な発想が違います。
目の前の現実から逃げたいだけなのか。それとも逃げだすことにより進むべき新たな道が開けるのか。
「覚悟」の真の意味を理解せず逃げ出し、覚悟の上だと言っても、それは自分が逃げ出したということを肯定したいがだけの言い訳となってしまいます。
この思考の違いにより、この決断が賢者か愚者か。その成否が分かれることとなります。
おわりに
ゴールは一つだとしても、そこに至る道はたくさんあります。
どの道を進みゴールにたどり着くかを自分でよく考えてみます。
そして一度決めたことについてはどんなことが起きても乗り越えてみせるという「覚悟」を持って進んでいきましょう。
- You only live once - nori
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